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真空管ラジオ 昭和レトロのスマートボール

真空管ラジオのメンテナンス 懐かしの昭和レトロスマートボール 当たりに入賞すればゴロゴロと玉が出てくる昭和の逸品です。

昭和の真空管ラジオに思うこと

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昭和の真空管ラジオに思うこと

 
私は長年、無線技士で若いころから真空管式電子回路や放送局の終段送信管および真空管式業務用無線機、真空管式タクシー無線機に興味がありました。
最近、60歳を過ぎてから昭和の真空管式のラジオに執りつかれ毎日時間があればヤフオクに訪問していろいろなラジオを眺めています。
さて、昭和30年後半、 真空管ラジオからトランジスタラジオと時代が移り変わり、真空管式ラジオはレトロで中古を購入するしかありません。勿論、日本では特殊工業用は例外として真空管は製造されていないので真空管が不良になっても新品が買えないし、中古を探すしかないのが現実です。
ST管やGT管、ナス管はもはやほぼ調達不可能ですから購入しません。
何とか今は調達できるMT管のものばかりです。10数台収集、お気に入りは3台。


 暖かい真空管の明かりと真空管から出る柔らかい音色は聞いていてもラジオ本体をただ眺めていても癒されます。私自身10台の木箱の真空管ラジオを持っています(トランス式7台、レス式3台のうちマジックアイ付き6台)毎日何れかの本体を磨いています。木箱からプラスチック製の変わった頃のラジオはとにかくラスチックの品質、精製が悪いのか気泡が多々散見されます。
建具屋がメーカーに納めた家具調の木箱は職人技ラジオに魅力を感じるのは私だけではないでしょう。

真空管ラジオコレクターから見た購入のポイントは、
自分で多少修理ができるなら完動であれ故障品であれ、基本
としてなるべくオリジナルの状態のものであることが第一です。
塗装は奇麗なほうがいいのですが経年変化で剥げていることが多いようです。勿論、傷や色のあせりは致し方ないでしょう。自分で1度塗装を全部紙やすりで剥離して、4~5回丁寧に塗り直しします。
①ダイアルパネルが(プラスチック製)割れていない欠けていないこと、多少のヒビは50年の経年変化によるもので仕方ないと思いますが割れや欠けがあると購入は控えるほうが賢明です。
なぜなら、修理補修はほぼ不可能であり例え補修してもラジオの顔ですから眺めて逆にイライラするばかりで癒されることはありませんので。
②オリジナルの裏蓋があること。オリジナルの裏蓋がないとか自作の裏蓋付きだと値打ちが30%極端に下がります。
③回路図や糸かけ図及び真空管配置図が本体に貼付されていないとメンテナンスが困難で値打ちがこれまた30%極端に下がります。
(ラジオのデーターベースサイトでそれが見つかる場合もありますが)
この3つは、購入時の基本です。多少高くても「買い」でしょう。安いのはそれなりですね。購入後にっちもさっちもいかないことが多く、分解して部品取りになってしまいます。
④メーカーロゴアクセサリーやつまみが欠品してないこと。これまた30%極端に下がります。
⑤シャーシーの印字・メーカー刻印、製造番号や型番などがしっかり見えているか。見えていないとこれも値打ちが下がります。これまた30%極端に下がります。
⑥前所有者が修理した劣化したコンデンサや抵抗交換、及び配線交換済みは、値打ちに大きな影響はないようですが交換したオリジナルのその部品が保存してあればそれは大事に保管しておくことです。残っていれば10%~20%値打ちが上がります。
⑦元箱や当時の説明書、カタログがあれば50%~300%以上値打ちが上がります。滅多にありませんので希少価値は桁違いになります。

メンテナンスの仕方
購入したレトロ真空管ラジオが届いたら、
①軽く内部の埃りを取り除きますがその時にコンデンサや抵抗をほかの部品に接触させたりシャ-シーにあたってショートさせたりする場合がよくありますので意識して清掃して下さい。
バリコンの絶縁ゴムブッシュがかなり劣化してショートしてなくても傾いている場合やシャーシーに接触してショートしている場合がありますので特に注意深く観察します。
その場合は、先ず新しいブッシュに交換を行っておきます。
50数年たっているナショナルのラジオ、パイロットランプの配線を触ればボロボロと絶縁被膜がはがれて導線がむき出しになり大変危険です。配線材にゴムを含有しておりゴムが劣化分離しているためです。無条件に交換するしかありません。

②電源を入れる前に先ず危険ですのでヒューズ1Aがキッチリ挿入されているかコンデンサの誇張や液漏れ、チューニング可変コンデンサのショート(羽根と羽根どうしのショートがないこと)などないことを確認してから電源をONにする。真空管のヒータが全て点灯してるのを確認する。トランスレス式の場合1本でも真空管のヒーターが切れていたら直列に配線しているためすべての真空管は点灯しません。マジックアイも含む(トランスレス式は12AV6や12AB6、12AE6などの真空管を使用しています。)断線した不良真空管の交換が必要です。

③暫くしてザーっと受信音が出れば選局し放送が受信できることを確認する。
スピーカーからなんの音も出ない場合は、出力管の破損や寿命か出力トランスの内部断線が考えられます。
ロータリースイッチをPHに切り替えて後部のPICKUPプラス端子に指をあててブーっと音が出れば低周波回路は正常でしょう。音がしない場合は、製造から50年も経っていますからトランスコイルが腐食して断線していることが疑われます。出力トランスを交換するしかありません。

ザーと音はするが受信できない場合は周波数変換真空管の損傷かANTコイルやOSCコイルの内部断線やIFTの内部コイルの断線が考えられます。
また、1000KHZにダイヤルを合わせておいて手持ちのトランジスタラジオで1455KHZ付近を受信した時に無変調の強力な信号が受信出来たら発信回路、周波数変換回路は正常です。意外とBCとSWやPHなどバンド切り替え用のロータリースイッチの接触不良で受信できないことも考えられます。

コンデンサの短絡や抵抗の断線が鳴らない原因でもありますので全て交換して再度受信できるか確認します。意外とこれで受信できることがよくあります。
それでも受信しない場合先ほど言いましたOSCコイルやANTコイル、IFTコイル、出力トランスの断線が疑われます。テスターで端子間の導通検査をして不良部品を特定していきます。

面パネルのメンテナンス
①中性洗剤で丁寧に汚れをふき取り乾いた布でふき取る。頑固な汚れは、コンパウンドで磨きとる。つまみを外してピカピカに磨く。MODE・VOLUME・チュウニングは印字の場合思い切り拭くと剥げてしまいますので軽く軽く拭くことです。
凹凸で彫り込みの場合はクレヨンや水性ペイントを刷り込み読みやすく奇麗にする。ロゴ金具と装飾金具も周りがはげないように丁寧に。
掃除中に周波数パネルを割ってしまったら「アー!!やってしまった・・・」値打ちマイナス95%ダウン
見栄えが悪いばかりか瞬間背着接着材などでしても元に戻りません。醜い跡が残ってしまいます。秘策としては、
①専門業者にアクリルで特注しますが凄い金額で上の写真のパネルなら印字だけで1万5千~3万円です。殆ど裏から彫ってあり更に色を塗りこんでいますから同じものを特注(レプリカ)するには余程の覚悟が必要です。5万円は見積もりされるでしょう。実際ある業者に電話で相談してからメールで見積もったところびっくりして諦めました。
そこまでしてどうしてもそのものが必要ならそれでいいでしょうが、同じ機種のものがでてくるのを待って出てきたら購入する方がけた違いに安上がりです。1年待って出てこないなら部品取りにするか、思い切ってその部分を切り取り自作アクリル板をはめ込む方法です。周波数など印字彫刻されている部分にも割れがかかっていたらその部分を色付きアクリル板や曇りガラス風のアクリル板で覆うしかできません。何回かこの方法で私は過去何台か補修と再補修しましたがほとんど満足いかず、結局部品取り用に分解してしまいました。
置いておくと毎日が見るたびにもう一度手直ししようと毎日寝られず憂鬱で今後の補修材料の費用のかさみも考えたら思い切って処分する方が本当に爽やかです。
割れたパネルの真空管ラジオはt部品取りの目的でのみ購入することです。

木箱の塗装塗り直しメンテナンス
①パネルのつまみを外し、ダイヤル針に掛かっている糸をまず外してシャーシーを取り出し木箱のみにして作業に掛かります。
電動ヤスリで上部や側面を丁寧に時間をかけてはつります、完全に木目がでたら、紙ヤスリで時間をかけて丁寧にはつりますが、気分が乗らない時や疲れた時、手だ怠くなった時は直ぐ作業を中止して気分転換しないと削りすぎたり他を傷つけたり思いもよらない事が起こります。
毎日30分とか決めてやるのも成功する方法でしょう。地盤を奇麗にするには莫大な時間をかけてはつらないと慌ててやると出来上がりは満足できないでしょう。実際1日1時間のはつりだけで1週間以上かけて仕上げしないと奇麗な地盤が出来上がりません。

地盤が出来たらコンパウンドで更に磨いてツルツルにします。手で触って凸凹のないその感触が得られるまでしつこいぐらい磨きたおします。
参考までに、木箱の天板や側面の板が何台かに1台が縦にきれいに裂けて割れているのは、作成時に2枚の板をつなぎ合わせてわからないように塗装しているためであり長い年月で木が乾燥して裂けたので隙間があいているのです。この割れは全く気にかけなくてもいいはずです。
納得できましたらいよいよ塗装です。
塗装材量は水性ペンキかアクリルスプレーが最適です。刷毛塗はムラや凸凹が出来てしまい腕に自信のある方以外は避けた方が無難でしょう。
これも日数と時間をかけて毎回薄く距離を20センチ空けて遠くからスプレーし、最低5回は上塗り塗装をします。このぐらいすれば納得のいく塗装になってきます。はやる心はわかりますが、決して1日でやらないこと。早くやろうと思ってやってしまうと結局あとで後悔してしまいます。
経験上、慎重に時間日数をかけてやることが最終的に美しい仕上がりになります。

コンデンサ・抵抗・配線・不良部品の交換メンテナンス
丸い円柱の電解コンデンサの底や上部が膨らんでいればやがて爆発しますのですぐにでも交換します。円柱状の複数コンデンサが合体したブロックコンデンサは入手困難ですから同じ規格のものを単体で購入して組み合わせて交換装着します。
その頃のペーパーコンデンサはロウで覆われていてロウが解け埃がかぶっており危険ですから鳴っても250~600V耐圧のセラミックやマイカコンデンサにすべて交換します。
抵抗は焦げていたり極端に発熱がある場合交換します。すべて交換してもいいのですが断線や焦げがないならそのまま使用してもコンデンサよりリスクが低いと思います。
パイロットランプはレス式の場合1個玉切れしても真空管のヒーターが付きませんので規格通りの球に交換します。(6.3V0.15Aが多いが不良球現物で規格を再確認します。)直列配線していますのでこういった現象が出ています。また、トランス式は1個切れていてもヒーターや他の球は点灯しますので切れた球の発見はすぐ確認出来ます。レス式の意外な盲点で球を交換したら鳴った経験をお持ちの方もおられると思います。
 
真空管の寿命を長くする方法
ずーっと押し入れにしまい込んで何年も電源を入れないで置いておくと真空管に空気が徐々に入っていざ取り出して電源を入れたら真空管から火花が出て割れたりします。
ですから、少なくとも月1回ラジオを聞こうが聞くまいが電源を15分入れて切っておけば真空管の真空度が上昇して寿命がはるかに延びますので実行する価値は絶大です。真空管を使わないで置いておく方が寿命が延びると言った理論は成立ちません。同じ築年数の家で例えると空き家と入居してる家の傷みの違いがそのよい例でしょう。

そのままの姿で残すのも味があっていいもの
外装のメンテナンスをして奇麗にする派とあえて自然の変化を残す派に大きく分かれます。
外装は60年以上も経過していると経年変化やキズ、シミ、割れ、ヒビが当然ありますがそのまま時代に生きてきた証としてあえて補修をしない、手を加えないありのままの自然の姿を残しておくのも味があっていいものです。ほとんどのレトロラジオの前面プラスチックパネルは割れやヒビが入っています。ないものを探すのが難しいですから。

中古レトロラジオの購入の注意点:購入するならMT管のレトロラジオ
今後、不良真空管のGT管やST管ラジオはその真空管が手に入らないので交換ができない。アンティークのラジオとして聞いていて故障したときにもう真空管の交換が出来ないので本体を購入しない方が賢明です。
オークションで入札は使用球を確認してから入札しましょう。
MT管ラジオはまだまだ外国で生産されていますので何とか今後も球の交換ができますので買うのならこちらがいいと思います。MT管ラジオの中には整流回路にたまに1だけGT管やST管が使われていた時期がありましたので特に注意確認が必要です。古くても鳴らないと値打ちがありません。ナス管、GT管、ST管は真空管が不良になったら飾っておくだけでは・・・・

真空管ラジオのメンテナンスをして思うこと。
塗装のはげた木製や汚れたプラ製の
研磨や塗装、内部の清掃からラジオ回路のコンデンサなど配線部品交換にものすごい時間と日数と多少の部品代がかかり1台整備するのに2週間以上かかります。なぜなら何回も満足のいくまで研磨と塗装の繰り返し、ボロボロ剥離するゴムの含有したパイロットランプ配線の交換、溶けたバリコンゴムの交換、ガリボリュームの交換、ボリューム軸の継ぎ足し、糸の交換などをやれば1日5時間かけてすぐに2週間たってしまいます。
オークションで整備済が1万円以上するのも実際に整備をやった人ならなるほどと理解できると思います。
大変な労力と技術を駆使してますので当然でしょう。本当はもっと高くなっても不思議ではありません。
私は、自分の整備したものはオークションに出品はしません。なぜなら、
前述の通り、これだけ苦労して時間とお金をかけて美しくしてもそれなりの金額で落札されないからです。
本体5千円プラス送料で7千円で手に入れたものが今までほとんど赤字で落札となってしまうことが多々あったからです。
それからはあまり出品せずそれを眺めて鑑賞したり時々鳴らしたり、再整備したりして楽しんでいますが採算抜きでがっかりさせないそれこそいいものを手に入れていただきたいと思い、時に赤字覚悟で出品も時にさせていただいています。

トランス式ラジオのマジックアイにスイッチを取り付ける。
大変貴重なマジックアイの寿命は僅か4,000時間ですので常時点灯はもったいないので点けたい時だけ
ヒーターとプレートのスイッチを入れ普段は消しておくといいと考えます。
スイッチの追加配線が面倒なら単にマジックアイを外しておけばそれでもいいでしょう。マジックアイの製造を復活してもらえたら真空管ラジオ愛好家は大喜びするでしょう。
寿命がなんと40,000時間のLEDマジックアイもどきに換装するのもいい。

2016年開始されたFM補完放送開始について
レトロ置物として購入するのは別ですが。
中古のラジオのFM受信周波数が90MHZまでの機種は手を出さない方が賢明です。
補完放送FMが始まり、
最近のオークションで旧周波数帯90MHZまでしか受信できないものが山ほど出品されていますので注意が必要でしょう。地域の新開局放送局は90MHz以上が大変多いですので。
OSCコイルを少し伸ばしたら上限92MHzぐらいまで受信しますが表示パネルがそのままじゃ意味がありませんね、表示変更パネルの自作も見栄えが悪くもひとつですね。

95MHZまで又はそれ以上受信する機種を少々高くても買いでしょう。76~108MHZまでの受信帯域のあるものが最高です。

中波帯NHKは出力が50KWや100KWでさすがに大きくて聞きやすいが、民放局は、1KWや5KWほどで大手民放でさえ30KW位なので雑音が伴って聞き辛い、さらに夜間は大出力の北京放送局や他の外国の放送局が被ってきて混信が伴い聞けたものではありません。
中波で北京放送局は何百KW出しているのだろう。

私の住んでいる兵庫県の地域では1200KHZ以上は昼夜関係なく何かの高周波的な電波を常に受信して使い物になりません。その関係で地域中波ラジオ局の中波帯の放送局がFM帯の免許申請をしてFM帯の開局がどんどん増えています。KBS京都放送局も2018年4月にFM94.9MHZで本免許が下りて開局しました。兵庫県でもよく聞こえています。
いずれ近いうちに中波放送局の閉局が相次いでおこるでしょう。混信と雑音の中波放送帯が静まり返る日が間もなく来るでしょう。
波長が長すぎて送信アンテナ設置敷地が桁外れですから、おまけに建設費用がFMの何倍もかかりますから地方自治体がその静かになった周波数帯を使って行政放送用に使うことはまず考えられません。国が莫大な補助金を出すことも考えられますが費用対効果を考えたら国がそこまでやることはないでしょう。

静まり返るであろうこの中波周波数帯は待ってましたとばかり大出力の北京放送局や朝鮮放送が超大出力で開局するでしょう。せっかく買ったラジオからの放送は中国語や朝鮮語ばかりに。
スパイ活動用の暗号・乱数が紛れ込んでスパイ活動用の専用命令連絡周波数帯になるでしょう。
実際、私が高校生の頃に朝鮮から送信されてる日本語放送を聞いていると放送途中に急に「只今から数字を読みます」と乱数を読み上げていました。今となって、あれが日本国内にいる工作員やスパイに命令を送っていたのです。なんと拉致が頻繁に起きた時期でした。
中波で日本まで普通に電波を届ける送信機と送信アンテナはMADE IN JAPANかも。

国内で閉局になったNHKや民放の超KW級送信管 がオークションに出るのを待ってます。京都の知恩院というお寺の釣り鐘より大きいそうです。送信管の周りに80Wの蛍光灯管を100.000本置くだけで全て点灯するそうだ。オークションに出る前に外国の放送局が買い占めするでしょう。
送信管交換で更に高出力にするでしょう。

2019.4.5
真空管式レトロ卓上ステレオ
レコード全盛期の昭和30年代に各社からステレオブームにのって割と安価なコンパクトな真空管式の卓上ステレオが盛んに発売されました。33回転のLP盤と45回転のドーナツ盤を聴くプレーヤーが筐体に収められていてAMやSW・FMラジオも聞ける素晴らしいものでした。
真空管式レトロステレオで当時はやった歌を昭和のドーナツ盤でゆったり聞くのもいいものです。ラジオに比べて出品は極端に少ないので今のうちに1台手に入れておかれたらいかがでしょうか。プレイヤー部分のモーター不良(コイル断線など)があれば修復不可能で解体してしまうしかなく現存する機種はそう多くありません。また、モーターがうまく回転しても回転数のムラがあれば使いものになりません。ベルトドライブはゴムベルトの劣化、ダイレクトドライブにあってはドライブゴムの劣化や引っ張りバネの腐食など修復は部品がなくほぼ修復できません。
器用な方に修復修理依頼すれば部品の作成からとなりとんでもない金額になるでしょう。
回転むらのない卓上ステレオがオークションに出ていたら今のうちに1台落札されたらいいかもしれません。音楽ですので回転むらがあったら音楽として聞けたものではありませんから。
50サイクル⇔60サイクル周波数変換器は出力100W程度で数万円するのには驚きました。
日本国内に2つの周波数が誕生した歴史はさておいて、今からでも統一の周波数にできないものなのでしょうか?引っ越しの時モーター関係機器や精密測定器、音響関係の買い替えや変更サービス依頼など金と時間の損失は多大です。たとえ無償であっても合理的とは言えません。
各電力会社はプロジェクトを立ち上げて周波数全国統一化事業を実施してほしいものです。


トラッキング
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。 ... その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。 やがてはそこから放電をおこし、発火。 これがトラッキング現象です。
また、インターネットではどこから自分のホームページに入ってきたのか足跡を追跡調査することを言います。ホームページを作るときアクセスカウンターのタグを設置したり上記の流入元を追跡できるタグを書いてアップロードします。
ラジオでよくトラッキング調整の方法とか耳にします。簡単に言ったら、バリコンを最低周波数にして
OSCとIFTで最大感度にする。次にバリコンを最高周波数にしてトリマコンデンサー(またはパデイングコンデンサー)で最大感度にする。これを2回~3回繰り返していいところで終了する。
最低周波数の感度がよくて上に行くほど感度が悪い場合は、(逆の場合も)この調整が必要です。
測定器があれば簡単ですがなければ無線用語の自分のいわゆる「耳S」でやるしかありませんが結構正確な調整になっていることがあります。*Sは信号強度・SメーターのS「シグナル」
なお、ネジをあまりクルクル回してIFTの中に落とし込んだり割ったりしたらIFTを分解して修理するしかありません。「調整する前の方が感度がよかった」トホホ~ (ーー;) 涙!

2019.4.18 追加投稿

優れものNSBチューナー

昭和30年頃になると短波放送が解禁され日本短波放送が開局しました。短波放送が次第に注目され始め短波も聞きたいという人が増え始め短波放送付きの2バンドが発売され始めた。しかし、まだまだ中波ラジオ自体が高級で普及していなかった。短波が聞きたいと買い替えなどできる経済情勢ではなかったのは言うまでもない。既存のラジオで安価に短波を受信できる方法はないものかと専らラジオメーカ以外の小さな各社が研究開発に力を入れバリコンに接続するだけで短波が聞けるものを開発しました。隙間産業の典型的な成功商品となりました。

一方、ラジオメーカー各社は2バンドの生産に本腰を入れ盛んに広告を出して2バンドラジオの売り出しを開始しました。2バンドにできるNSBチューナーのためにメーカーの2バンドラジオが売れなくなるためNSBチューナーといった商品は正直、作ってほしくなかったのです。

しかし、日本短波放送は、短波放送の普及に力を入れ隙間産業の各社に「日本短波放送」ブランドのNSBチューナーを委託生産させ町の電気屋さんに卸していました。

「買い替えの必要はありません。これを付けるだけで安価で今あるラジオが簡単に短波放送ラジオになりプロ野球ナイター放送や競馬実況中継も聞けるようになります。!!」と。
TVは当時60万~100万円、短波付き2バンドラジオも数万円以上のこのころ
電気屋さんにとっては棚からぼた餅で本体+取付費で有難い儲け口となり以前に中波ラジオを買ってもらったお客さん宅に片っ端から訪問してNSBチューナーの宣伝をしながら「10軒中10軒」その場ですぐ付けて稼いだそうです。

思えば、昭和40年頃電波法改正によりTV電波の周波数がUHF帯にも免許されるようになりUHFテレビが全国に開局しUHFコンバーターの生産が間に合わず予約待ちで飛ぶように売れたことを思い出します。同じような現象だったのでしょう。さて、どのようにして受信できるようになるのでしょうか?

あちこちの関連ページに接続の仕方や受信できる解説が掲載されていますが簡単に言えば短波用コイルと中波コイルをスイッチで切り替えて短波を受信できるようにしています。うまく考えたものです。レトロラジオ愛好家にとっては是非1台は手元に置いておきたい1品ですね。1台3000円~4000円位で手に入るようです。NSBチューナーが付いたままオークション等に出されていることもありますのでよく観察することをお勧めします。回路は簡単ですので自分で制作もできますので興味のある方は是非作ってはいかがでしょうか。ただコイルを巻くのが面倒ですが慌てずたっぷり時間をとって作り、うまく受信できた時の爽快感、達成感は何とも言えません。
3.8MHzから12MHzに拘らずもっと上の13MHz以上の周波数に同調できるコイルを作っても面白いと思います。

バリコンの整備清掃するには

 バリコンは手前の軸にベアリングが8個ほど入っていて軸の後ろで留まっています。ベアリングで回転を滑らかにしてますが錆ていたりグリスが無くなっていると抵抗が大きくて回りにくくなります。それで爪楊枝か綿棒でオイルをほんの少しだけ塗ると回転が滑らかになります。はみ出したり垂れたりすると定格の容量が増加または減小して正確な値が得られなくなりますので特に注意して実施しなければなりません。次に羽根の清掃ですが柔らかいブラシでササっと埃を取り除きます。硬いブラシで力を入れたら羽根と羽根の間隔が広がったり狭くなったりしますので定格の容量値が得られなくなります。最後に2個~4個ある糸送りプーリーの軸にも前述の注意を払って油をほんの少量塗っておきます。これでチューニングツマミは軽く快適に回転します。

禁止事項は有名な呉工業のクレ556や接点復活剤をバリコンの羽根やベヤリングあたりに少量でも絶対にスプレーしてはいけません。12~430PFのバリコンの容量が無茶苦茶になり指針の表示と周波数が全く違うようになります。更にバリコンに数ボルトの電気が常時帯電したりして受信すら出来なくなってしまいます。こうなるとバリコンを外してアルコールに1週間ほど漬け込んで乾かし、またもう1回1週間漬け込むと治ることがありますが別のものと交換する方が賢明です。禁止事項=バリコンに556や接点復活材をスプレーすればそのバリコンは前述のような作業するより(手間暇かけるより)すぐに廃棄してしまうのが1番です。注・・・ロータリースイッチも電気的に同じようなことが起こりますのでスプレーをやってはいけません。+B電圧がかかっていれば絶縁体が焦げて煙がもくもく出てやがて火が出て火災となります。 

2019.4.25追記    
ラジオの変遷
明治大正~  古典大型木箱ラジオナス管・GT管・ロクタル菅 
~昭和20年 ST管大型木箱ラジオ   ゲルマニウムラジオ
~昭和25年 ST管MT管混在大型木箱/ベークライトラジオ  MT管大型木箱/ベーライトラジオ ゲルマニウムラジオ
~昭和30年 MT管大型プラスチックホームラジオ ゲルマニウムラジオ
~昭和31年 MT管小型プラスチックマイラジオ ゲルマニウムラジオ
~昭和32年 MT管超小型プラスチックラジオ→電池管式研究開発のため
~昭和33年 電池管プラスチック軽金属ポータブルラジオ 
~昭和34年 トランジスタプラスチックラジオ6石初期
~昭和35年 トランジスタプラスチックラジオ7石/8石・・・
~昭和36年 TR+IC超小型集積回路ラジオ
~昭和37年 BCL向けTR+IC・FETオールバンドラジオ 535KHz~30MHz
~現在     大型小型ハンディ通信型ICオールバンドオールモード受信機
                  PLLシンセサイザー


下の写真は超小型AC真空管ラジオ家族で聞くラジオ、ちゃぶ台に置いて団欒するためのどこからも音が聞き取れるよう両面同じデザインです。
この詰めに詰めた筐体技術が基礎(原点)となって電池管ポータブルラジオが世に出回ったのです。言わば、電池管ポータブル真空管ラジオを設計開発するにあたり事前に試験的に制作された珍しいものです。電池管ポータブル真空管ラジオを語るにはこの一品がどうしても必要になってきます。これを持たずして電池管は語れません東芝製 5MA-21型


新発売当時の技術資料 必見
先ず、上記ダブルクリックして私の「yahoo!マイボックス」に入って下さい。
次に、画面左上の「ダウンロード」 をダブルクリックすればPDFファイルがダウンロードされそのファイルをダブルクリックすればPDF資料が見られます。是非お読みください。詳しく書かれています。 

尚、下の写真は発売当時の広告です。


  「ID+yahoo.co.jp」を使って直接取引を持ちかける詐欺に充分ご注意。

一品出しのレトロ商品は交換する商品がない。

オークションで落札いただいた商品が配送事故を起こした場合、交換するものがありませんので
梱包が非常に大事です。現状として、配送業者はたとえ「われもの」と書いてあっても素早く移動・仕分けするのが最優先で何百もの
注意書きを全て見られません。
また、人員不足や過労などで社員がストレス発散するため荷物をわざと蹴ったり、投げたりしますから発送者はその事も考えておくべきです。もちろん不可抗力が加わることも多いと思います。
分厚い段ボール・発泡スチロール・プチプチ・再生紙・その他緩衝材を惜しまず使用して
対応するようにするしかありません。事故があればどの業者も梱包状況の指摘を必ずしますから
「こんな梱包でしたら普通に運んでも壊れますよ」と。言われないように厳重に梱包するようにしておくべきです。事実私がある業者様からレトロラジオが送ってきた時の梱包に唖然としました。何と
本体にプチプチが巻いてあるだけ!すでにプラスチック部分は割れていました。
配送業者に事故連絡するとやがて来宅して「こんな包装じゃ仕方ないですよ。」
出品者に連絡報告すると「いつもこうしてますが事故はなかったですよ」との事。
交換商品もなく何とか説得してレトロラジオを業者に渡して返金手続きをしましたが
嫌な思いをして大変でした。返金してもらえばそれで終了じゃなく私は高額の金額でも安価で落札でも折角欲しいものが手に入ると楽しみにしていただけに悔しくて怒りが今でも思い出せば
湧いてきます。出品者はくどい位の梱包をしておくべきです。サイズが大きくなって配送料がかっかても事故が起こってすべてがマイナスになるる事を考えると安いのかもしれません。
配送業者には骨董品やレトロ商品の値打ちがわかりませんから。落札者だけが価値がわかるもの
であるマニア出品の人工衛星型のゲルマニウムラジオが先日10万円を超えて終了していました。興味のない人には「何だ、こんな小さいプラスチックの古いおもちゃ。ゴミ箱に捨てるよ」


2019.4.30追加投稿

オークションでの悪質入札者と落札者の撲滅について
入札者の情報(住所名前電話番号)が出品者にわからないからイタズラやほったらかし
が横行している。本当に落札したい人は、大変な迷惑です。更に、出品者は高額なシステム利用料などの請求はyahoo!からキッチリ送信されてきます。
こんな矛盾したことがあるにも拘らず改正改善してくれません。

下記のような提案を改善レポートに投稿しました。(原文のまま)

【オークションの規定の改正はできないでしょうか?

つまり「入札者が落札した場合は、自動的に相手方(出品者に)に落札者情報がいくように

前もって承諾同意してもらった人だけが入札出来るよう」に改正して頂くことは出来ないでしょうか?

多くの出品者はイタズラや思惑違いや金額の高騰により取りやめる人が非常に多くて頭を痛めています。

落札者は、ほっておけば評価、非常に悪いが付くだけでその評価が沢山になったらまた新規でIDを取得し

ているように思えます。

入札責任については規定で唱っていても何ら綺麗ごとだけでなんら効果がありません。

是非、この点真剣に取り組んでいただければ幸いです。

多忙中恐れ入りますが時間かかっても返信お願いします。

ありがとうございました。】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
yahoo!の改善レポートに今まで上記以外の案件で3回投稿しましたが1度も検討しますにも

ごめんなさいにもアップされません。数多くの投稿は結構そのまま無視されているようです。

繰り返しで恐れ入りますが、
入札時の入札者情報は、出品者のみに自動送信されるよう個人情報の兼ね合いもあるため前もって入札者の「個人情報自動送信の同意承諾」を取る様に改正していただきたい。
多くの方がyahoo!に意見を言っていただきたくご協力をお願い致します。

時々「改善レポート」見に行きますが本日までに 76 件 できました!と書いてありますが何か月も前から76件のままで全然変わっていません。以前に対応が遅すぎますと意見した事がありますがその後も変わりありません同じです。
例えば、2016年1月27日 更新の「入札者評価制限を機能強化してほしい」にいたっては3年もこのまま。いつまでほったらかしにしておくのか!
進捗状況を公開して何時頃に完了しますとかするのが普通です。3年間なんの応答もなく結果が出せないならお詫びのコメントでも公開すべきでしょう。時々皆さん見に行ってください。いつも全く同じですから。


海軍戦時中の修理用コンデンサ   海上から投下する缶

昭和10年頃の戦艦に搭載されていた受信機・無線機(長中波帯)の緊急修理用部品です。
海上で渡すため防水缶入りのものです。海軍戦艦より部品要請があればすぐに戦艦のそばまで
行って缶のまま、海上に投下したもの。そのため、缶のキャップは防水ゴムパッキンが付いている。

5月19日までヤフオク出品中 早い者勝ち

拍手[5回]

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